ブログのはじまり

どうもはじめまして。
まずはこのブログを始める気になった経緯をば。

もともと私は中国貴州省のプイ族という人たちの
掛け合い歌を研究しておりまして、
2004年から2010年まで、だいたい毎年中国に通っておりました。

毎回貴州大学にお世話になっておりまして、
最後の方は貴州大学日本人関係者の長老みたいになっていましたが、
初めて行った頃は、なかなか初々しかったなあ…と思ったり。
(当時中国語教室でお世話になっていた
 フロイデランゲージセンターのサイトに、
 一番最初の貴州省滞在記を書いています。
 http://www.freude-lc.jp/studyabroad-top/china_report_1.htm
 ああなんて初々しくかつ下手な文章なんだ(笑))

そんなこんなで長らく付き合ったプイ族掛け合い歌研究は
昨年度提出した博士論文で一段落つけることにして、
今度は調査地をラオスに変え、新天地開拓に臨むことになりました。
ラオス北部のフアパン県というところで、
カップという掛け合い歌を研究する予定です。

ラオスには今年の2月に2週間半ほど滞在し、
調査の下準備をある程度いたしました。
今回の滞在は2回目。
ラオス語をラオス国立大の先生に習い、
それからフアパン県で調査をする予定です。

私がもっぱら棲息している文化人類学という分野は、世界中の人々の暮らしや考え方に迫る!というのをひとつの柱にしている関係上、世界の辺境にやたらと詳しくなる業界でありまして、
私がラオスに新天地を求めた理由のひとつも
ラオスいいよ〜!ラオスいいところだよ〜!」という話を同業の諸先輩方からさんざん聞いたせいであります。

しかし、普通の日本人にはまだまだなじみのない国。
私も2週間ほどしか滞在経験がないので、
まだまだ気分はフレッシュです(たぶん)。
そんなわけで、ラオスという国を紹介がてら、私の調査の備忘録がてら、
ブログによしなしごとを書いてみるのもよいではないか…と思いました。

そんなわけで、毎日更新とはいかないと思いますが、
どうぞよしなに、よろしゅうお願いいたします。