マッサージと脳内言語三国志

ラオ語の授業を受け始めて早1か月と半分。
ホテル暮らしをしていると毎日かならずラオ語を使うわけで
ラオ語にもだいぶ馴染んでまいりました。
徐々に脳内にラオ語モジュールがインストールされてきた感じ。

しかし、ヴィエンチャン暮らしに疲れがたまってきたのか
ここ数日はお疲れ気味です。
疲れを取るべく、昨日はマッサージ屋さんへ。
先週行ってなかなかよかった「Magic Hand」。

先週は30分肩と足をもんでもらうコースで、
なかなかよかった(やってもらった後すごく眠くなった)ので
今回は、「ラオ・トラディショナルマッサージ60分」。
50000キープ(500円)です。
タイマッサージは有名ですけどね。
ラオスはどうなんでしょうね。
2月に別のところで受けて、わりと残念だったのでリベンジです。
揉んでくれたのはお兄さん。
びみょーに英語が通じるので、
「「こそばい」(ジェスチャーで)は「ダックニャン」て言うんだよ」
「「strong」は「ヘーンヘーン」だよ」
と教えてもらい、随時それで強さを調節してもらいました。
うむよしよし。


…結果は…。
うーん…悪くないんだけど…。
たぶん、普通に「足と肩60分」のほうが凝りがほぐれたような気が。
やっぱりタイマッサージびみょー版なんですよね。
タイのまねをしても勝てませんて。


まあそれなりに気持ち良かったし、
あー、そろそろ夕食時だなあと思いながら一服していると
(こちらのマッサージは終わった後お茶がついてきます)
受付のお姉さんが「感想書いてね!」とノートを持ってきました。
せっかくなのでそこにラオ語
「今日は「だっくにゃん」を習いました」と書いたら
「えっ、あなたラオ語書けるの!?」とお姉さんテンションダダ上がり。
(ちなみに「ダックニャン」は記憶違いだと分かりました。
 「こちょばい」って、なんていうんだろう…)
 *2012/7/23追記。
  授業の時に先生に聞いたら「カディアム」でした。
  ぜんぜん違うやん(笑)

それから横で足肩マッサージ受けてた常連のお姉さんと、
なんかくつろいでた常連のフランス人のお兄さんと
4人でなんだか半刻も盛り上がってしまいました。
最初はラオ語で話していたのですが、
受付(というかオーナーだった)のお姉さんが
実はカンボジア人だという話になったあたりから
英語メインにスイッチ。
もう一人のマッサージ受けてたお兄さんが参加してからは
完璧にぜんぶ英語。
そのへんからなんだか置いて行かれ気味。
うーあー(笑)


まあ、もともと英会話能力はイマイチなんですが、
今は脳内にラオ語をインストール中の身。
出てくる外国語が…全部ラオ語っぽいものに…!
もともと私が会話で一番使える外国語は中国語なので
さらに中国語まで入り乱れて頭の中は

「ちゃお、I stayed 贵州 for さーむしーぴー、れ、我在那里 studied their traditional singing like かっぷらむ…」

みたいな感じ。
さながら脳内言語三国志状態。
もう何が何やら。

6月の時点では、ラオ語をしゃべろうとしたら
中国語が出てきていたのですが
最近は中国語がだいぶ勢力を弱めたようで、
あまり出て来なくなりました。
漢字を見ても頭の中であまり中国語が
再生されなくなってきました。

別に中国語忘れたいわけじゃないのですが
多言語を維持するのはかなり大変なようです。
昔だとピーターフランクルとか、
最近だと「ダーリンは外国人」のトニーとか、
言語オタのマルチリンガルというのはいるところにはいるのですが
(そもそも多言語が話されているところで多言語話者になる人は別)
いったい頭の中はどうなってるんでしょう…。
そういえばトニーは『英語にあきたら多言語を!』ていう本を書いてるし
帰国したら読んでみようかな。