チャンパサック県への旅〜まえがき

ついにほんとに旅行記っぽいものを書くときが来ました!
先週7日〜12日までラオス南部に旅行に行ってきました。
これから2〜3回に分けて書こうかと思います。

とりあえず、全体の旅程は次のような感じ。

1.パクソンでコーヒー農村を見る
7日夜にヴィエンチャンを出発して、
夜行バスで11時間かけてチャンパサック県の中心地パクセーへ。
そこからさらに2時間ほどピックアップトラックに乗ると
ボラベン高原に位置するパクソンという街に着きます。
ここでは、ちょっとご縁がありまして
「ドリップパックプロジェクト」という
コーヒーのフェアトレードをやっている学生団体のスタディツアーに
参加させていただきました。

*ドリプロのサイト
http://ft-drippack-project.jimdo.com/
(ちなみに、コーヒーは実際おいしいです)

主催者は箕曲さんという、
ここで何年もコーヒー農村の調査をしているラオス先輩。
箕曲さんの研究成果が反映された、とてもよくできたツアー。
合計2日間、それぞれ違う村に連れて行っていただいて
インタビュー調査に同行させていただきました。
詳細はまた後日ですが…とりあえず一言言わずにおれぬ。

「ボラベン高原はまぢで寒かった!」


2.シーパンドンの旅
さて、2日間がっつりスタディツアーに参加せていただいた後
10日と11日はシーパンドンへ行ってきました。
シーパンドンは、パクソンから合計5時間ほど(もうちょっと?)かかる
チャンパサック県最南部に位置する、メコン川沿いの地域です。
シーパンドンラオ語で「4千の島」という意味で、
メコン川の中州に浮いた大量の島が独特の景観を生み出しています。
近年はバックパッカーの聖地なんだそうで、
あちこちにある滝と、こことカンボジアにしかいない
絶滅危惧種メコンカワイルカウォッチが人気。

私の旅の目的も滝見物とイルカ見物だったのですが
ちょっとしたトラブルから船頭のおっちゃんたちと一杯やり、
そのままなぜか早朝の漁も見物させていただけることに。
終わってみると、単なる旅行ではなく、
ちょっとした調査みたいになっていました。
もちろん、イルカも滝も見られて大満足。

もっとも、帰ってきて思いましたが、
ここはやっぱりね、がつがつと見物予定を入れるんじゃなくて
ハンモックにぶら下がって
本でも読みながら一日ぼーっとしに来るところだと思うんですよ…。
滞在期間が短すぎてやたら忙しくしてしまったことだけは残念。


そんなこんなで、図らずも
ラオス南部の山の暮らしと川の暮らしを見る」という旅になりました。
ラオス滞在もあと2日ですが、ぼちぼち更新していきたいと思います。