ボートレース祭り!

オークパンサーの次の日は
ラオスでもっとも盛り上がるボートレース祭り。
ラオ語で「ブン・スワン・フア」(ボート漕ぎ祭り)といい、
ヴィエンチャン近在の村々からボートが出て競います。
ボートはラオスで信仰を集めるナーガであるとされ
大変神聖なものとして扱われています。
Youtubeでなにやら紹介動画を発見。
 実際外国人混じりのチームはめったにないと思いますが)
 http://youtu.be/mJQpQNC1

以前これの研究者橋本彩さんの発表を聞いたこともあり
これはぜひ見なくては!と朝から微妙にテンション高め。
しかし宿はまあ、普通。
道の人ごみも前日と大して変わらず。
…あれ?

そう、この日はとっても暑いので、あまり外で見なかったりします。
私も朝はエアコンの効いた部屋でテレビ観戦。
それにしてもラオス国営放送が、
いつもえらいさんの演説ばっかり流してるラオス国営放送が
生放送するなんて!!!

しかしテレビで見るのと現場で見るのは大違いのはず。
いかな暑いといえども出撃しないわけにはいきません。
幸い私の宿からレース会場まで徒歩10分ほどなので
11時過ぎにがんばって行ってきました。

うん、確かに川岸は黒山の人だかりです。
屋台やアイスクリーム屋も出ています。
ジュース屋さんももちろん。
ジュースを冷やすための氷がすっかりとけて
水になってましたけど。

川岸についてみると船が流れてきました。
…こんなのが。


ビアラオ宣伝屋形船。
前の方では狭い所でお姉さんがラオスの踊りを踊り
後ろではバンドが生演奏。
電気はたぶん発電機…かな。
こういうのが数艘のんびり行ったり来たりしています。
他にも何艘かが練習中。

ふむふむ、どうやら歩いてきている間に
お昼休憩に入ってしまったらしい。
いったん帰ってお昼を食べて、涼しい部屋に入ると
一気に汗がだあああああああ!!!
外に出ている間にものすごい日光に晒されて
熱をためてしまったらしい。
か、体が熱い!皮膚が暑い!
どんだけ暑いんですか!
ベッドでぐったりして、寝るや起きるやテレビ見るやで
ぼーっとしているといつの間にやらもう3時過ぎ。
いかんこのままでは本番を生で見ずに終わってしまう。
すっかり涼んだので宿から飛び出てふたたび会場へ。
今度こそはちゃんとやってました!
勇壮なレース!

ちょうどメコン川の向こう側に傾いた日差しにきらめく水面を
すーっと進んでいきます。
漕いでいる人たちは懸命ですが、ボートの動きは滑らか。
船体は極力細く、喫水は浅く、まさにスピードを出すのに
適した川船です。

ちょっと見づらいですが、
船の先にはカトーのようなものが祀られています。
村で舟を祀る儀礼をしてきたのでしょうか。
このへんは、よく知ってる人に聞きたいところ。

人ごみのなかで見ること20分ほど。
2つ3つレースが終わったところで、
「もう終わりだよー」と言いながら
人々がぞろぞろと帰りはじめました。
どうやら決勝的なところだけ見れたらしいです。
よかったよかった。

この日でお祭りも最後。
帰る道々のあちこちでゴザを広げたり、
庭先のテーブルで宴会を開き、歌って踊る人々が。
宿(厳密には隣の系列ホテル)でもスタッフと友人たちが飲み会中。
誘われるままふらふらと…


揚げバッタ。

ほんとにおいしいんですよこれ。
ちなみに屋台で揚げタガメも試しましたが、
ちょっと大きすぎて肉ニクしい感じ。

他にも焼き鳥を食べながら、
いつしかなぜかギター弾き語りをする人も現れ、
どんちゃん騒ぎのうちに夜も更けていきましたとさ。

(この夜ここにカメラ忘れて帰ったのですが
 ちゃんと宿の人に拾われてて翌日返していただきました。
 ありがたやありがたや)